- 内向型・HSP - 繊細さんのちょっとひと休み

繊細な人が生きやすくなりますように

繊細人間、無職になりました

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ご訪問ありがとうございます。

 

内向型・HSPの気質と向き合う日々を送っている鳴本です。

 

私、無職になりました!

 

今とっても幸せです。

 

無職と聞くと悪いイメージが付きまといますが、私は決してそうは思いません。

 

今回は無職である現状をお伝えしたいと思います。

 

 

無職になったワケ

これまでは週5日8時間勤務の会社員でした。

そこから私は自ら望んで無職に。

 

というのも仕事の内容や環境にどうしても違和感があって、日に日にその違和感が大きくなり、このままだと近い将来病むな、と危険信号が見えたからです。

 

リモートワークで割と自由にやれていたし、福利厚生などはしっかりしていて、正直もったいないという気持ちもあったため、決断に半年ほどかかったのは事実です。

 

ただ私の性分として、

仕事では【やりがい】【楽しさ】【達成感】を感じられるかの比重が大きいのですが、残念ながらそれらが1ミリもなく、日々心が虚しくなっていくのを感じていました。

 

1度メンタルを崩すと本当に苦労するというのは、身近なメンバーの姿やYouTubeなどのメディアから知っていたので、どうにかそうなる前に、と決断に至ったワケです。

 

あとは

 

●会社員1本でやっていくスタイルに不安があったこと

 

●単純に仕事の拘束時間が長すぎて生活の余白があまりにも少なかったこと(土日は疲れで動けず、最低限の家事をこなすだけであっという間に終わる)

 

●このまま会社員を続けていても搾取され続けるだけで大して給料も上がらず、むしろ天引きされる社会保険料が膨れ上がり手取りが減り続けていくこと

 

●縁の下の力持ち的な私の働き方は会社組織において評価されづらいこと(目立つのが苦手な人には不利になることが多い※職場にもよります)

 

●時間を切り売りしているような働き方で自分の成長を感じられないこと

 

このような状態から抜け出し、1度全てをまっさらにしたくなりました。

 

時間に追われる毎日で回復が追いつかず、「時間よ止まってくれ…!」と願い続けていたからです。

 

 

無職な毎日

無職になった今は、それはもうとことんグダグダ、ダラダラしまくっています。

 

ネットを見たりゲームをしたり絵を書いたり読書をしたり。

 

朝も昼も関係ありません。

 

こんなことが最高の贅沢と思えるなんて…!

 

次の日の仕事のことを気にしなくていい、何をしても何をしなくても誰にも何も言われない、全て自由。

 

今は人生の夏休みです。

 

大人になってから長期の休みを取るのは日本ではなかなか難しいこと。

 

だからこそ、無職であることを卑下せず謳歌しようと心に決めたんです。

 

 

 

無職のメリットとデメリット

無職のメリットは自由なところ。

買い物も比較的空いている平日に行くことができるし、曜日問わず寝放題。

 

自分で自分の時間を自由に使えるってとても幸せです。

 

人はやるべきことが多いと、自分の気持ちを置いてきぼりにして自分と向き合う時間を失うと思います。

 

好きなことを楽しむ気持ちさえも、疲れで消えていく気がするんです。

 

今はとことん自分の気持ちと向き合うことができるので、これは大きなメリットだと思います。

 

一方でデメリットは言わずもがな金銭的な不安です。

 

ただここは、具体的に生活にかかる費用と貯金額から何ヶ月までなら耐えられるか?実際に数字できちんと算出することである程度の不安は軽減されます。

 

失業保険もありますしね。

 

物質的な贅沢はあまりできなくなりますが、代わりに時間という心の贅沢を手に入れることができます。

 

 

無職の考え方

私がここまで無職に前向きになれたのは、Twitterで見た言葉の影響もあります。

 

日本ではあまり一般的ではありませんが、海外では出稼ぎで数ヶ月間仕事をこなしたら、そのあとの数ヶ月間はスッパり仕事を辞めて家族とのんびり暮らし、またお金が減ってきたら出稼ぎに出る、というライフスタイルも多いようです。

 

メリハリがあって素敵だなと思いました。

 

私もこれまで何年も仕事を続けてきたワケで、ここでしばらく休憩を挟んでもバチは当たらないだろうと。

 

日本では特に無職に対して風当たりが強いように思いますが、それは「働かざる者食うべからず」という昔からのこの言葉の影響も大きそうですね。

 

でもこの価値観も今後変わっていくのではないでしょうか?

 

人間としての命の価値に仕事の有無は本来関係ないと思うのですが、国から勤労の義務が課せられているがために、仕事をしている人は偉くて価値がある、仕事をしていない人は価値のないダメなやつ、という考え方になってしまっていると思うんです。

 

繰り返しますが、仕事をしているしていないは命の価値とは別の概念です。

 

無職であろうと、それはその人の一時の状態を表すだけの言葉であって、無職という言葉で個人を推し量ることはできないはず。

 

もう少し社会全体が、無職に対してフラットな感覚を持てるようになるといいなと思います。

 

また無職の私が助けられた言葉があって、以前Twitterでオモコロ編集部の原宿さんという方が、「無職最強」とつぶやかれていて勇気をもらいました。

 

そう、何も無い無職だから何だってできる、自由なんだとそう励まされた気がしました。

 

今は自分の気持ちと丁寧に向き合って、ゆっくり今後の働き方を考えていきたいと思います。

 

 

ということで、長くなりましたが最後までお読みいただきありがとうございました!