- 内向型・HSP - 繊細さんのちょっとひと休み

繊細な人が生きやすくなりますように

弱さはとっつきやすさ

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弱いって悪い事だと思いますか?

 

私は、

弱いも案外捨てたもんじゃない

と思うんです。

 

弱さはとっつきやすさでもあるから。

 

弱い自分を全否定する前に、

弱さの利点を確認できたらなと。

 

弱さの利点を知れば、

そのままの自分を受け入れる

きっかけになります。

 

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例えば

身近に仕事も家庭もプライベートも

絵に描いたように上手くいっている

完璧人間がいたとします。

 

「凄いなぁ尊敬する」

 

そういった感情を抱きます。

 

でも親しくなりたいかと聞かれたら

それはまた別の問題では

ないでしょうか?

 

完璧すぎる人は

隙がないように感じて

近寄りがたくありませんか?

 

そして

できない自分の気持ちなんて

きっとわかってくれない、

共感できないだろうと

感じるのではないでしょうか。

 

挫折や失敗の経験がなく

上手くいっている人には、

つまずいている人の苦悩が

理解できません。

 

だから悩みを相談したとしても

「なんで上手くいかないのか不思議」

なんて返されてしまうかも。

 

私の職場に

あまりにもできた人間の

上司がいたのですが

 

「あー、この人には何を話しても私の気持ちなんて決して理解できないだろうな…。」

 

そうした心の距離を感じる場面が

度々ありました。

 

こうなるとその相手には

相談がしずらくなって、

連携不足から仕事が滞り

チームとしてはマイナスですよね。

 

 

一方で弱さを持ち合わせている人は、

それだけで安心感を与えるんです。

 

この人にも弱い部分がある、

そう感じられると途端に

人間味を感じませんか?

 

それぞれ弱さを持っているから、

人間は助け合おうと思えるのかも

しれません。

 

みんなが完璧人間だったら

お互い一人で完結するので、

他人と親しくする必要がないからです。

 

 

だからもし

親しくなりたい相手がいたら、

自分の弱さを開示すると

相手も安心して心を開いてくれる

きっかけになるんじゃないかなと

思います。

 

そういうことを繰り返していくうちに、

自分の弱さも受け入れられるように

なっていくのではないでしょうか。

 

 

一つ注意点があるとすれば

人の弱さにつけ込む悪質商法

使ってくる人も残念ながらいるので、

どこか違和感を感じる相手には

無理に弱さを開示する必要はありません。

 

いきなりではなく、

少しずつ弱さを開示していくのが

良さそうですね。

 

 

それでも弱さを見せることに

抵抗がある場合は、

ドラマや小説の主人公に

注目してみるのが

オススメです。

 

主人公にはどこかしら

致命的に弱い部分があり、

その弱さがあるからこそ

視聴者や読者は感情移入して

主人公を応援したくなるものです。

 

自分も自分の人生の主人公なので、

つい応援したくなるような

不器用さや弱さ

持っていますよね。

 

他人目線でそこに共感して、

応援していくとしましょう!

 

弱さも捨てたもんじゃないですよ!