成長するにはこれだけの量が必要
自分はたいして上手じゃないからと、億劫になって踏み出せていないこと。
たぶん、たくさんあります。
でもそもそも、
たいして上手じゃないのは、たいして量をこなしていないからであり、当然なのかも。
思っているより成長には量が必要なんですよね。
正しい努力の方向性はもちろんとして、そもそも圧倒的な量をこなす必要性をみんな薄々わかっていながらも、面倒に思って無意識に避けている。
それを実感したきっかけは将棋を初めたことでした。
ということで今回は、
私が将棋初心者としてイチから成長していく過程を例に、成長に必要な努力の量について検証したいと思います。
これだけやってこのくらいの成長、
というひとつの目安として、今後なにかに挑戦する人の参考になったら嬉しいです。
まずはじめに、私の実力はこのようなものです。
・百鍛将棋
・百鍛将棋 初心者向け
という2つのアプリでプレイしています。
画像は上が「百鍛将棋」で下が「百鍛将棋 初心者向け」。
ご覧の通り、2枚目レベル3の負け戦の数が凄まじいですね。
レベル3で89回も負けているんです、私。
全体で見たら133回負けています。
それでも、少しずつ勝てるようになってきたのは、必死に量をこなしたからです。
そのこなした量というのがこちら。
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▼詰将棋(基礎問のようなもの)
2,882問
内訳
1手詰め / 1,902問
3手詰め / 949問
5手詰め / 31問
▼対局(対戦数※対AI)
328回
内訳
入門 / 28回
レベル1 / 53回
レベル2 / 51回
レベル3 / 170回
レベル4 / 26回
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これだけの量をこなして、ようやく初心者向けアプリの中で一番高いレベル(レベル3)での勝率が0.4%程度です。
段を持っている方、プロの方なんかはこんな量の比ではないと思います。
そしてもうひとつ。
成長曲線というものを聞いたことがあるでしょうか。
成長は努力量に比例して一直線に伸びるのではなく、波があるというもの。
これも実際のデータを見たら本当に一目瞭然でした。
1日10問の詰将棋を何分で解けたかが記録された実際の画像を貼ります。
そのタイムの変化に注目してみてください。
▼12月
▼1月
▼2月
▼3月
▼4月
▼5月
▼6月
はじめの3か月ほどでタイムがぐんと縮み成長しています。
ただそれ以降のタイムの変化量は徐々に小さくなり、特に5ヶ月目あたりからは日によってタイムが逆に伸びてしまったり、また縮んだりとバラツキが多く見られるように。
そうやって上下しながら、少しずつ自分の中の最低レベルが更新されていくのがデータから見て取れるのではないでしょうか。
なかなか成長しなくてもどかしくても、正しい方向でたくさんの量をこなしていけば、実は少しずつでも成長しています。
だから何事も焦らずじっくり取り組むのが吉ですね。
ということで実録将棋成長データでした。