自分の意見は押し殺していた。本当はもっと希望を言ってもよかったのでは?
誰かと出かける時、毎回相手が行きたいといった場所を全て受け入れていた自分。
自分の意見や希望といったものは押し殺すのが常だった。
なぜそんな風になっていたかというと、猛烈に自分に自信がなかったから。
「こんな自分を誘ってくれるだけでありがたい。」
「その場所に行くことに正直気は乗らないけれど、場所じゃなくて相手と一緒にいる時間が大切なんだ。」
毎回そう言い聞かせていて。
そして、楽しいと思い込むようにしていた。
では今となっては
もっと自分の希望を言ってもよかったのでは?と。
だってその方がお互いに無理のない関係を築けていると感じられるから。
無理やり楽しいと思い込まなくても、本当に楽しいと思える時間を過ごせたかもしれないのだから。
今、その相手にはもう会っていないけれど、
「せめてこれから出会う人々に対してもう少しだけ、自分の希望を言えるようになりたい」と、そう思った。