自分の希望を言うことは悪いことじゃない、むしろ必要
相手の反応にビクビクしてしまってついつい言葉をしまい込んでしまう私。
でも、その内容が通るかは別として、自分の希望を相手にきちんと伝えることって大切なんだな、と気づかせてくれた出来事があります。
日本の文化だと、察してくれの雰囲気で場を進めてしまうことが多いけれど、それだと実際困ることが多いのも事実。
ということで、
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今回伝えたいこと
→希望はきちんと言葉にして伝える
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この大事さに気づかせてくれたエピソードは高校時代に遡ります。
私はその日体調が悪くて、救いを求めるように保健室を訪れました。
そこには優しい先生が待っていて温かく看病してくれた、
なんてことはなかったのです。
私が症状を告げると、先生は予想に反して
「それで、あなたはどうしてもらいたいの?」と聞いてきたのです。
しばらくベッドで寝かせて欲しいのか、早退したいのか、手当してもらいたいのか。
あなたは何を望み、希望するのか?
私はそれを、先生が勝手に察して行動してくれると、傲慢な考えをしていたんですね。
簡単に説明すれば、あとは状況を察して先生が上手いこと私を助けてくれるだろうと。
当時は「保健室の先生なのに、なんて冷たい先生なんだ!」と愕然としてしまいましたが、きっとそれは先生なりの教えだったんだと思います。
人はみな違う考えや感覚を持っているのだから、察するなんてけっこう無茶な話。
自分の希望を伝えるというのは、どこか身勝手な気がして遠慮しがちだけれど、そんなことはないんです。
むしろ必要なこと。
もっと自分の希望を言葉できちんと伝えられるようになりたいと思います。