感情を出すことへのコンプレックス
素直に怒ったり悲しんだり喜んだりするのが何となく気恥ずかしくて苦手。
これは感情を出すことへのコンプレックスと言えそう。
だから素直に感情表現をしている人を目の当たりにすると、羨ましい気持ちと、よくできるなとビックリ驚く気持ちが入り交じる。
素直に感情表現ができたら、きっとストレスも段違いに溜まりにくいと思う。
じゃあ、私の中でそれを邪魔しているのは一体何なのか?
「良い子でいよう」「優等生でいよう」というもう1人の自分が邪魔しているんだ。
でもこれまでの人生で痛感してきたからわかる。
良い子でいても、優等生でいても、大してメリットがないことに。
良い子でいたい、優等生でいたいというのは単なるプライドで、実際にそうなれたとしても自分の心はどこか狭苦しく、おまけに周囲から求められるものもできて当たり前となってしまい、プレッシャーがひどい。
感情を抑えた良い子で優等生というのは、親や先生にとって手のかからない都合のいい人であるだけで、そこに自分はいないんだ。
だから苦しくなる。
素直に感情を出したい。
良い子で優等生の皮を剥ぎ取ってしまいたい。
そこに本物の自分がいる気がする。
感情を押し殺した良い子で優等生の自分を好きになってもらっても困るんだ。
本当の自分で好かれたい。
そのためには、やっぱり感情を出すことへのコンプレックスを克服する必要がある。
だからこの間職場で、何でもイエスマンにならずに、困り果てた態度を出してしまった自分に一瞬自己嫌悪したけれど、そこは逆に褒めたいと思う。
コンプレックスの克服に向けてこういう小さな一歩を重ねていきたいな。