内向型、HSPは損?
私が内向型やHSPという言葉を知ったのはだいたい1年くらい前です。
(詳しくはいろんな本やサイトで説明されているので、割愛させてもらいます。)
内向型、HSPを知ってからは心が救われたと同時にしばらくある感情に悩まされました。
それが
「内向型、HSPって社会で生きづらくてめちゃめちゃ損な気質じゃないか」
もし私と同じようにそう感じてしまっている人がいたら、ぜひこの先に書いてあることを読んでみてください。
私は内向型、HSPを知ってから1年ほど経ってようやく、そんな自分の気質を受け入れ、少しずつ生きやすくなってきました。
今日は今の状態に至るまでその経過を書いていきたいと思います。
はじめは本から出会った
これまで何年も内向型やHSPのことを知らなかった自分がどうやってこれを知ることになったのか?
私の場合は本からでした。
アマゾンのサイトで書籍タイトルをなんとなく見ていたら「内向型」という言葉に引っかかったんです。
読んでみたらずばり自分のことをそのまま書いてあるかのようで、本当にびっくりしました。
(よかったらチェックしてみてください↓)
みんなと感じ方がずれている自分に
「私っておかしいんじゃ」という不安や
「何で皆みたいに元気にできないんだろう」
といった劣等感をずっと抱いていたのですが
元々そういう気質が存在するんだと知れたことが嬉しかったし、私だけじゃないんだと少し安心できました。
結局損する気質なんじゃないか?
ただ、その後思ったのが
「結局、内向型って繊細で敏感で世の中では都合よく利用されたり、刺激が多くて疲れやすくて、みんなより損する性格なだけじゃん…。」
「なんでこんな気質に生まれてしまったんだ…。」
いくら本に、繊細で敏感な感性の持ち主は
他の人が考えつかないものを想像できるとか
小さなことで感動できるとか
共感力が高くて素晴らしいとか
そういった長所が書かれていても当時の私には気休めに聞こえてしまいました。
長所をぐんと上回って疲れること、傷つくことが多かったからです。
情報収集に奔走
だから、精神的な救いを求めて繊細な人に関する情報を調べるようになりました。
そのうちHSPという言葉も知り(HSPと内向型はそこまで明確な区別されてはいないようです。いずれも繊細な気質を表すよう。違ったらすみません、、。)
そうして調べているうちに見つけた、SNSで発信されている方の投稿に共感力し、勇気づけられました。
インスタだと服部結子さんやきいさん、
Twitterでカミノユウキさんやミケ男さんなど…。
モヤモヤを言葉に
ただ、まだまだ繊細な自分を肯定的には捉えられませんでした。
でも、どうにか生きづらいこの状況から変わりたいと思い、とにかくモヤモヤを言葉に出していこうと決めたんです。
また、このまま何もしなかったら自分は社会にどんどん置いていかれて無価値な人間になっていってしまうという漠然とした不安もあり
結果、ブログやTwitterを始めました。
発信して、たまに反応をもらえると、それだけでとても勇気がもらえました。
そして言葉にしようとすることで自分の頭の中を整理するいい訓練にもなっていったんです。
仲間に会いたい
こうしていろんな情報を見たり発信したりするうちに私と同じように生きづらくても頑張っている人が世の中には結構いるんだと知りました。
ただ、自分の身近には似たような気質の人がいなくて、ずっと心細かったんです。
だからかなり勇気を出して、Twitterを通じて知ったHSPの交流会に、参加したんです。
初対面の人たちで当然、緊張はあったのですが、みなHSPということもあり、お互い気遣いが優しくて話しやすい空気感、テンポ、心地いい時間でした。
繊細な気質が少しずつ嫌でなくなってきました。
情報収集、発信を続けた心境の変化
そうこうしているうちに、内向型やHSPを知ってから1年ほどが経過しました。
いろんなひとが発信してくれている情報や、自分が発信した内容を見つめる中で時間をかけて生まれた価値観があります。
「自分と周りの人間は人間というのが同じなだけでそもそも別の生物だから同じ次元で比較するのは無意味なんだ。
私は私という個体で、私独自の気質がある。
私は私の感覚を大事にしていい。
その上で、自分と反対の価値観の存在も認めていこう。」
これがちゃんと自分で腑に落ちるまで結構な時間がかかりました。
ただ、その甲斐あって
今まで繊細さを隠して必死に周りに馴染もうと演じてきた、カメレオン的習性がほぐれ、自分らしく振る舞える機会が増えてきたんです。
と、ここまで長くなってしまいましたが何を言いたかったかというと
内向型、HSPが損かというとそうとも限りません。
繊細さを受け入れて自分らしく振る舞えるようになると見える景色が変わってきます。
周りを伺ってビクビクしていた頃と周囲の関係性も徐々に変わってきます。
繊細な自分に嫌気がさしているという人は情報を集めたり、発信したり、仲間に会ったり試してみてもらえたらと思います。
それではまた。
なっぴーでした!