在宅勤務に救われた話
思わぬ形で在宅勤務が一気に浸透してきた昨今。
内向型でHSP気質を持つ私には、この働き方に大いに救われました。
逆に今までの毎日オフィスに出向い働くというスタイルは、自分のパフォーマンスを十分に発揮するには難しい環境でした。
人より繊細だと感じる人にこそ、在宅勤務は激推しです。
なぜここまでそう感じるのか、ポイントを整理してみました。
自分に合った働き方を見直すきっかけにぜひ参考にしてもらえればと思います。
在宅勤務のここがよかった!
周囲の気配に気を惑わされない
私は人の気配に特に敏感で、足音だったり話し声だったり常に周囲で人が動いている気配がどうしても気になってしまいます。
社内では集中したくてもなかなか集中できない環境でした。
賑やかな方がやる気が湧くとタイプの方もいるかと思うのですが、私はその逆で気が散って落ち着かなくなってしまうタイプです。
人がいるところではビシっとしていなければというプレッシャーを感じてしまっていたのも原因かもしれません。
だから在宅勤務で、こうした周囲の気配を気にする必要がなく、リラックスした状態で作業に取り組めるようになったのはとてもありがたいです。
会議室に集まらなくていい
狭い会議室に何人もの人が集まりダラダラと打ち合わせ。
人が近い、視線が気になる、酸素が薄い、寒いor暑いけれど空調を自由に設定できない、やばい気持ち悪くなってきた。
会議があると毎度こんな感じでとても憂鬱だったのですが、在宅勤務でオンライン会議に切り替わったことによりかなりマシになりました。
考えて言葉にまとめるのに時間がかかるタイプなので、その場ですぐ発言を求められる会議はプレッシャーが半端なかったのですが、オンライン会議ではチャットで回答することもできますし、自宅という安心できる場所に身を置いているためか、そのプレッシャーも少し減った気がします。
移動のストレスがない
とにかく人混みが苦手な私。
出社していた時は、毎朝足早に行き交う大勢の人達に自分が混ざる度に嫌気がさしていました。
先程書いたように人の気配に敏感な私にとって、大量の気配に晒される通勤というのは、とにかくストレスの元でした。
在宅勤務では、このストレスが丸ごとなくなるので、その分相当楽になります。
すぐ横になれる環境
朝なんともなくても突然急激に体調が悪くなることがよくありました。
そんな時、会社ではトイレに駆け込んでうずくまったりしてしのいでいたのですが、在宅勤務ではすぐに横になって休める環境があります。
何かあってもすぐ横になれるという安心感は、体が弱い民にとって半端ないです。
服の悩みが減る
人目をかなり気にしてしまう方なので、毎日会社に着ていく服装にはいつも頭を悩ませていました。
この服は着たばっかりだし、この色はあの人と被ってしまうかもしれない。
コーディネートに悩むのが常だったのですが、在宅勤務ではそこまで気にする必要はなくなりました。
オンライン会議があるにしても、画面に映るのはトップスの一部だけなので、これまでのように見た目を重視して動きづらいパリッとしたボトムスやかっちりした靴を履く必要もありません。
これは本当に楽です。
好きなタイミングで休憩できる
休憩は極力一人で過ごしたい派なのですが、会社に出勤していた時は休憩室や周囲の飲食店で、なるべく会社の人に出くわさないように休憩に出るタイミングを慎重に見計らっていました。
だからみんなが休憩から戻るまでなかなか休憩に出れず、お昼ごはんを取るのはいつもおやつの時間を過ぎ、夕方頃。
いつもお腹ペコペコで死にそうでしたが、なるべく人の少ない休憩時間を過ごすためには、そうするしかなかったんです。
でも、在宅勤務は違います。
もうそんなタイミングを気にすることなく自分の好きなタイミングで休憩が取れます。
もちろん会議などの時間は考慮する必要がありますが、人のことを気にせず、休憩を取れるのは私にとってとても気が楽でした。
唯一のデメリット
そこまで大きなデメリットではないのですが、在宅勤務だとPC環境が少し弱くなります。
今までデスクトップの大きな画面でスペックもそれなりに高いPCを使っていたのですが、在宅勤務ではノートPCに変わりスペックも今までより劣ります。
この影響は作業で普段使うソフトにもよるかもしれません。
私は割と重いデータを扱うことが多いので、PCのスペックは重要なところ。
在宅勤務で、PCのスペックが落ちてしまったのは唯一のデメリットだと感じています。
まとめ
総じて、私のような人より繊細なタイプの人にとって、在宅勤務はあまりにもメリットがありました。
なぜこんなメリットだらけの在宅勤務が今までほとんどなかったのか不思議です。
会社に行って、みんなで集まって仕事するのが当然という一般常識がこれまで強すぎました。
そして、その常識の中でパフォーマンスを発揮できない人はダメなやつという烙印を押された気がしてなりませんでした。
でも、こうして在宅勤務が普及した今、それぞれに合った働き方が見直されているのではないでしょうか。
画一的な働き方でなく多様な働き方が認められる社会に向かいつつあるようです。
自分に合った働き方でパフォーマンスを発揮していきたいですね。