遠慮がちな人の課題
相手の気持ちを思いやって、つい自分の意見を遠慮してしまうことってありますよね。
特に相手が好きなものやオススメするものが自分にとって苦手なものだった時。
こちらが苦手と言ってしまうことで、相手が悲しむ姿を想像すると、どうしても正直に苦手と言うのは躊躇われてしまう。
今までに何度もそういう経験をしました。
それは食べ物についてだったりイベントについてだったりさまざまです。
でも結局それって相手に優しいようで本当は優しくないのかもしれません。
苦手なものを正直に苦手と表明しないのは、最初のうちこそ、角が立たず問題がないように思えますが、いずれはその嘘が伝わってしまいます。
雰囲気や様子から何となく「苦手なのに無理しているのかな?」「遠慮して合わせてくれているのかな?」と相手が察する時が来ます。
そうすると、どうも関係がギクシャクしてくるんですよね。
終いにはお互いに遠慮し合って、上っ面だけのやり取りになり、心と心のやり取りができなくなってしまいます。
距離感を保ちたい相手、なるべくお近づきになりたくない相手に対しては、こういったスタンスでも良いのかもしれませんが、
親しくなりたい相手であるほど、正直に自分の苦手を表明することが大切になってくるのではないでしょうか?
苦手なものを苦手というのは別に悪いことではありません。
相手が好きなものであるという気持ちには最大限配慮して、あくまで私個人にとっては苦手であるという伝え方をすれば大丈夫なはずです。
それが本当の相手への優しさ、思いやりなんでしょうね。
遠慮がちな人はなかなか苦手なものを苦手と言い出せないと思うのですが、少しずつ伝えられるようになるといいなと思います。