生きづらさを脱するには結局これしかない
ずっとずっと周りを気にして自分を隠す生き方に生きづらさを感じてきました。
そしてもう限界だ、このままじゃいかん、何か手を打たねばと思っていた頃、内向型やHSPのいう概念を知っていろいろな情報を調べるようになりました。
それから自分自身、いろいろと生きづらさを減らすために試行錯誤してきたのですが、
結論、
生きづらさを脱するには、自分の言葉で語る力をつけるしかない
という考えに至りました。
これはどういうことかというと、
つらいならつらいと言葉にして言うこと。
こうして欲しいという希望があるならそれをちゃんと言葉にして言うこと。
誰かに大丈夫?と声をかけてもらうのを待っていたら、運が悪ければ永遠に見過ごされてしまいます。
何かやりずらさやモヤモヤを抱えていて、それを相手が察してくれるのを待っていたら、ほとんどの場合事態は改善されずこちらが耐える一方です。
こうなると生きづらさはますます加速します。
自分の考えを言葉にするのはとても勇気がいります。
嫌われたくなくて、つい当たり障りのない言葉を並べてしまい、すっきりしない気持ちが残り続ける、なんてことを私は何度も繰り返しました。
相手に悪いからと必要以上に遠慮して、結局こちらが損ばかりする毎日にうんざりもしました。
それもこれも、
私が自分の言葉で語ってこなかったからです。
もっと意見は言っていいのです。
言わない限りそこに意向は存在しないものと見なされてしまうことを、これまでの失敗からつくづく痛感しました。
そして自分の内側でとてつもないストレスが溜まっていくことに気がついたのです。
意見を言ったら相手の気に触るのではと不安になりますが、
相手の意見にちゃんと耳を傾けたうえで、
私はこんな風に思いました、または感じました、と私を主語にして伝えれば、相手を不用意に攻撃する事態を避けられます。
普段から他人の言葉に敏感な人なら、相手を傷つけない表現や配慮も問題ありません。
これまでたくさん傷ついた人は、相手を傷つける表現を自然と避けることができます。
だからもっと意見は言っていいのです。
そして意外と、意見を言っても嫌われないことに気づくと思います。
言葉を発する前は本当にとてつもなく緊張して苦しくて仕方なかったとしても、自分の言葉で語れると、気持ちもすっきりするのでストレスも減り、以前よりも生きやすくなってきます。
それでもやっぱり怖いという時は、
最悪、この人になら嫌われてしまってもいいや、と思える人から意見を言うようにするといいです。
最初から諦めがある分、ハードルが下がります。
そうして他人に対して自分の言葉で語るという行為に、少しずつ自分を慣れさせるのです。
慣れてくるとかなり楽になります。
そこまでが心理的ハードルが高いのですが、生きづらさを脱するには結局自分の言葉で語る力をつけるしかありません。
だからちょっとずつ。
今からちょっとずつ、練習だと思って取り組んでみる。
それで大丈夫です。