同じ組織にずっといることの弊害
突然ですがみなさんは今のお仕事、会社どれくらい続けていらっしゃるでしょう?
勤続年数が長くなるほどその組織でのスキルが上がり、また自分の確かな居場所を築くことができますよね。
その一方で弊害もやはりあると感じています。
何だと思われますか?
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弊害とは感覚のマヒです。
どういうことかというと
同じ環境に居続けることで、その環境の全てが自分にとっての当たり前で
「その環境の良いところ」にも
「その環境の悪いところ」にも
気付けなくなってしまうということです。
これってけっこうありがちですよね。
私も最近気付かされた件がありまして、
この間新しく入ったスタッフさんとお話ししていて、
その方が書類の更新方法にものすごく不満を感じていることがわかったんです。
なんでオンラインでそれぞれ更新していけば良いものを、
いちいちデータをダウンロードして1人ずつ上書きしていくなんてまどろっこしいやり方をしているんだと。
私もはじめの頃は手間だなという感覚があった気がするのですが、
いつの間にか慣れてしまってその方法に従う以外に何も考えることがありませんでした。
これは、
身近に潜む「思考停止の罠」だと思います。
この「思考停止の罠」は何も悪い習慣だけに留まらず、
その環境独自の優れた点や良い習慣に対しても
あって当たり前で長所を長所と気付けない状態を招いてしまいます。
企業であれば得意分野を活かして事業戦略を練るものですが、
あれ、うちって何がそんな得意なんだろう?
他よりそんな優れていることなんて大してないんじゃ。
なんてことも。
これを防ぐにはやはり
他の世界を知ることで己を知ること
といったところでしょうか。
旅行やホームステイしかり、他の業種の知人の話を聞いたり、副業で本業と異なった分野に取り組むことで思わぬ発見もあるかもしれませんね。
そういう点からも転職回数が多いというのは私としては全然悪いことじゃないと思うのですよね。
それに実際に経験した人でないと語れないものってありますから、たくさんの職を経験されている人はそれだけ語れるものも多いと思います。
さてちょっと逸れましたが
自分のいる環境の普通は実は普通でないかもしれない、
というお話でした。
それではまた!( 。•o•。)