見習いたいその口癖
自分の口癖は気づかなくても、人の口癖というのはよく気づきます。
私が勤めていた会社の同僚でも、頻繁に口癖を発している人がいました。
そしてそれは、決して嫌なものでなく、むしろ見習いたい!と思うものだったんです。
言葉はその人の人格を形成して、かつ周りにも影響を与える非常に大きな役割を持つもの。
もし、その口癖で自分自身にも周りにもよい影響を与えられるとしたら、ぜひその口癖を取り入れてみたいと思いませんか?
今回はそんな口癖のお話。
「すごい!天才!!」
同僚であった彼女は、よくこう口にしていました。
それは
・誰かの作業をふと目にした時
・誰かに何かをやってもらった時
・誰かに何かを教えてもらった時
同じ部署の人にも他部署の人にも、彼女は「すごい」「助かった」と感じたらすかさずそう口にしていたんです。
それはゴマをすっているのでなく、ごく自然に反射的に口から出ているようでした。
多少オーバーだなと感じたとしても、こう言われて嫌な気分になる人はいません。
普段から「すごい!天才!」が口癖の彼女の周りには自然と仲間が増えていきました。
もちろん、私も彼女に何度もそう声をかけてもらったことがあります。
それはパソコン作業で私が珍しいショートカットキーを使った時や、彼女の資料に対してこうした方がいいかもとアドバイスをした時などなど。
彼女は相手のすごいところを素直に認めて、それを口にして褒めることができる能力があったんです。
プライドが邪魔してしまう私には、とても真似できないことでした。
彼女の「すごい!天才!」という口癖にはこんなメリットがあります。
・周りの人の気分を上げる
・相手との関係がよくなりいろいろと教えてもらえるようになる
・場の雰囲気がよくなり、仕事しやすくなる
・味方が増え、困った時に助けてもらいやすくなる
つまり、この口癖は周りにも彼女自身にもとてもよい影響を与えていたんです。
もちろん、そこには本心がこもっていることが大前提。
そして本心であれば、それは多少オーバーな表現であっても受け入れられるものだと私は実感しました。
みなさんは普段どんな口癖を使っているでしょう。
それは周りや自分自身によい影響を与えるものでしょうか?
この機会に一度振り返ってみるのもよさそうです。