会話の自己嫌悪
仕事でもプライベートでも、会話で自己嫌悪することはしょっちゅうある。
自分の会話に自信を持てている人は、どれだけいるだろう。
そもそも会話の振り返りなんて、ほとんどしないもんなのかなあ。
私は気づくと、あのタイミングは適切ではなかったんじゃないか、あの返答でよかったんだろうか、終わった会話を脳内プレイバックして振り返っている。
会話の悩みは尽きない。
私は会話に参加するメンバーの特徴に応じて、話す姿勢がかなり変わってしまうんだよなあ。
周りのメンバーが割と自分から話すタイプだと、圧倒されたり遠慮したりしてあまり喋れなくなる。
反対に周りのメンバーがみんな静かだった場合。
たびたび沈黙が訪れ、雰囲気が重くなりそうだと感じると、自分も話すのがそんなに得意でないのに、必死になって周りに代わって言葉を紡ぐようになる。
話している人に対して、誰も相づちをしないようであればそれを察して、自分が率先して相づちを打ったり、会話が終わってしまわないように質問を捻り出して投げかけたり。
話しているのに周りの反応が薄かったり、その後周りが沈黙してしまったら、話している本人はとても居心地が悪いと思うから。
そういう思いをして欲しくないから、そういう場面が訪れそうになったら、苦手でも必死に言葉を発している。
でも相手が言葉を続けようとしているのに、私が必死になるあまりタイミング悪く相手の言葉を遮ってしまうこともよくあって、そういう時激しく自己嫌悪するんだよな。
出しゃばりすぎた、おせっかいが過ぎたと思ってしまう。
空回りしてるなー。
会話に正解を求めすぎているのかもしれない。
私は周りに沈黙されると、自分の話は面白くなかったのだと、または意味不明で伝わらなかったのだと感じて悲しくなってしまう。
だから自分に対しても相手に対しても、それを防ぐために必死だ。
そうやって、自分の中で沈黙に対する恐怖が、膨れ上がってしまった。
でもできることなら、沈黙を過度に恐れずに、気負わずに会話を楽しみたいんだ。
そのために、もっといろんな人といろんな会話を経験する必要があるのかもしれないな。