- 内向型・HSP - 繊細さんのちょっとひと休み

繊細な人が生きやすくなりますように

負の感情もたまには役立つ

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イライラしたり、ひがんだり、憎んだり、

そういう負の感情はいけないもので

なるべく見せてはいけないと、

思っていました。

 

だからそういう感情を感じても

必死に心の奥に押し込めて

出てこないように、

周りから見えないように

隠すことに注力してきたんです。

 

 

でも捉え方によっては

こうした嫌悪をしたくなる負の感情も

時には役立つということに

思い当たったんです。

 

今日はそれを紹介したいと思います。

 

いつも必死に負の感情を隠している、

そんな人への参考になったら嬉しいです。

 

 

 

 

 

負の感情を見せない人に抱く印象

客観的目線で負の感情

(イライラやひがみや憎しみ)を

見せない人に

どんな印象を抱くのか考えてみました。

 

皆さん、想像できるでしょうか?

 

その人にどんな印象を抱くでしょう。

 

聖人のよう?

心がキレイ?

 

一見好印象ですよね。

 

ただ仲良くなれそうかという点では

少し疑問が出てきます。

 

 

 

心の距離を感じる

負の感情を全く見せることのない

心の澄んだ完璧な人物像があったとして

 

それは近寄りがたさも

生んでしまうのだと思います。

 

こうした人とは

一緒に愚痴ることもできないだろうし

自分の醜い部分を見せられないだろうなと

どこか壁を感じてしまうのです。

 

完璧な人を目の前にしては

完璧ではない自分のことは

きっと理解してもらえないだろうと、

別の世界の人間なんだと、

心の距離を感じてしまうからです。

 

 

 

負の感情を見せる効果

会うたびにイライラやひがみや憎しみ

といった負の感情満載で

接してこられたら、

それはもちろん嫌われます。

 

でも、

気の置けない仲間とのふとした瞬間や

どうしてもこれは堪忍ならない

という事態が起こった時、

負の感情を表現することは大事です。

 

負の感情にはその人が守りたい

価値観が含まれています。

 

その感情を表すことは、

自分がどういう価値観を持って

何を大切にしているのか、

何を譲れないのか、

そういったことを表明することに

ほかなりません。

 

負の感情を見せることで、

自分が大事にしている

価値観を知ってもらうことができます。

 

そうした価値観から、

その人の人間らしさ、人間味

というのが感じられるのだと思います。

 

そしてそういった

人間味の感じられる

感情表現をする人に対して、

人はどこか安心感を抱くのでは

ないでしょうか。

 

 

アニメや漫画でもこうした場面は

よくあります。

 

ずっとクールで完璧だった人物が、

初めて怒りをあらわにしたり

つらさを吐露した時、

すごく親近感が湧いて一気に

そのキャラのことが好きになってしまう

なんてパターン。

 

完璧に見えていたあの人も

実は自分と同じように悩みと

闘っていたんだ、

つらいと思うことがあるんだ、

そう感じられた時

ぐっと親しみを抱くんです。

 

 

 

 

まとめ

いつでもどこでも

負の感情を抑圧しすぎてしまうと、

人間味が薄れ、近寄りがたさを

生んでしまうこともある。

 

出しすぎると周りから煙たがれてしまうが

出さなすぎてもどこか壁を感じる人に

なってしまう。

 

負の感情は見せすぎても

見せなさすぎてもだめで、

たまに見せることで一気に

親しみを感じてもらえるようになる。

 

負の感情を1ミリも見せては

いけないなんてことはない。

 

負の感情の見せすぎは

くれぐれも注意が必要だが、

それは時に

自分の価値観を表明し、

人との距離を近づける感情でもある。