すごい人になりたいという願望
" すごい人になりたいという願望 "
きっと多くの人が少なからずこの願望を持っているのではないでしょうか。
地味で控えめ目立つのが大嫌いな私でさえ、やっぱり心のどこかでこんな願望を持っています。
漫画やアニメが好きなのですが、そういった物語を見るたびに、あのキャラクターのようにすごい人になりたいと願望を膨らませることがよくあります。
でも、すごい人というのはかなり漠然としているんですよね。
何をもってすごいとするのか?
特殊能力を持っていれば、すごい人になれて満足できるのか?
なんだかそれも違う気がしているんですよね。
漫画やアニメの登場人物がキラキラして見えるのは、特殊能力があるからだけではないと思うんです。
仲間思いだったり、影で努力をしていたり、笑顔で周りを和ませたり、特殊能力なんて持たず、いたって平凡でもそういった部分で魅力を感じるキャラクターはたくさんいます。
私はどこか勘違いしていたのかもしれません。
すごい特殊能力を持ったすごい人でなければ、周りに存在を認められないのだと勘違いしていたのかもしれません。
でも実際のところ、何の特殊能力も持たないすごくない人が、愛されて存在を必要とされることもあります。
私はこれと言ったすごい特殊能力は持っていません。
ただそういえば昔、笑顔が素敵だと言ってくれた人がいます。
また、とても美味しそうにご飯を食べるねと言ってくれた人もいました。
自分はネガティブだし、第一印象で冷たい印象を持たれることが多いので、正直びっくりして言葉の真偽を一瞬疑いましたが、
もしこういった言葉をかけてくれた人にとって、私という存在が少しでも一緒にいて心地よい存在であれたのなら嬉しいです。
それであればすごくない私でもよかったなと思います。
すごくない人も悪くないかもしれません。